誰でも入りやすく楽しめるクラブを目指しました

親の視点

前年度育成会長の竹内学さんと今年度から新育成会長の平瀬廣之さんにインタビュー。

高山レーシングに入ったきっかけ

竹内 子どもと休日に野球やサッカーを一緒にやったり、家族で年に2、3回はスキーにも行ってたけど、自分の経験がないもんで全然教えることができなかったんです。何かスポーツを習わせたいなあと思ってる時に、高山レーシングっていうチームがあるよという話を聞いて、じゃあ一度体験で行ってみるかという話から、上の子が4年生の時にチームに入ることになったんです。それから親子でのめり込んでいきました。

平瀬 うちもスキーは子どもが小学生になってから、家族で行っていました。上の子が竹内さんのところの下の子と同級生で、高山レーシングのことは聞いて知っていて、4年生の時に誘われて、やりたくなって入った感じです。

何年間会長をしたのですか

竹内 子供が中学1年になる4年目に育成会長になり、5年間やりました。それまでの会長さんはスキーをやられていたので段取りとかもよく知っている方が多かったのですけど私は最初なにもわからずに始めたので、いろいろな人に聴きながらやってきたという感じです。最初はコーチと、そんなにコミュニケーションが取れている状態ではなかったので、なるべくコーチと話すようにして、飲み会をやったりして(笑)。

自分が入ったときは玉舎さんと瀬木さんがコーチでした。最初はコーチも少なくて、なかなか段取りが大変でした。その後、賢吉さんが県の強化選手のコーチをやめた後、こちらのコーチに入り、さらに中村コーチと岡田コーチが加わり、選手・コーチとも人数が増えて賑やかになりました。チームには、ガッツリやりたい人もいれば、年に数回しか来れない人もいます。幅広く人を増やしたいなあというイメージでやってきました。だいぶ増えたんですが、30人くらいのチームになれば、もっといろいろ面白くなってくると思うので、とにかく敷居を低くして入りやすく、なるべくお金をかけなくてもスキーが楽しめるようにしたいです。スキーの大会で成績を上げるってことだけを目標にするんじゃなくてスキーは楽しいよっていうところから、いろんな波及をしていけばいいかなって思います。

今後の方針は

平瀬 入った時にチームの方針を心得ていたのでそれを続けていきたいと思います。仲間と楽しむということが基にあるのですが、中学年以上になったら個人で目標を持ってやってもらいたいです。できれば中学生になっても続けてもらいたいです。他に部活動やクラブ活動があっても両立できなくもないですし。

竹内 小学校から中学校に上がるときに野球やサッカーもレギュラーになりそっちに集中したくなり、やめちゃう子もいます。

高山レーシングの魅力は

竹内 やりたいと思ったらすごくやる環境があるし、目標に向かっていくための技術的なところをちゃんと指導できるコーチが揃っています。また、そこまで気負わなくても楽しめるところがいいのかなって思います。

親も送り迎えなど大変ですか

竹内 どうしても冬場朝早く起きてスキー場まで送り迎えが必要ですが、一緒にいる時間が増えますから、共通の時間を持てますし、子供と共通の話題を持てるのはいいです。

どんどん上手くなる成長を見れたのはすごく楽しかったですね。やればやっただけの成果が得られるスポーツやなという風に思います。

平瀬 僕も家庭によってどこまでやるかは違うと思うんですけど、親も真剣に向き合っていけば子供も上達していくと思います。

他のスポーツみたいに1点2点じゃなくて百分の1秒を争うっていうのもしびれます。一緒に楽しませてもらってます。

目標を持つというのは達成するまでの苦しみもある

竹内 上の子は半分達成して半分できなかった感じです。中3の時、前年に活躍した選手がいてGSは枠が多かったので全中に出れるつもりでいたんですね。でも、GSもSLもちょっとづつ足りなくて出場できなかった。GSがダメで帰ってきた時なんかどうしようって感じで、普段なら茶化すところですが茶化せませんでした。でもそれで逆に火がついたんです。そこから必死にやった。最終的にジュニアオリンピックには出場できたというのが半分目標が達成できたというところです。下の子は逆に目標に対する意識が薄いというか、あまり執着しないんです。でもスキーが大好きという気持ちがあるのが嬉しい。

早起きしてスキー場に向かう車中でずーっと「今日のお昼ごはん楽しみすぎる」って話してます。(笑)

平瀬 親も話をするのが大切ですね。雪上の練習でも親も板履いてゲレンデまで上がるのとレストハウスで待ってるだけでは違いますからね。コーチと話をする機会というのは大事です。

竹内 話をいっぱいしてコミュニケーションを取るのは大事なので、なるべくそういう機会はミーティングでもいいし、直接話せる機会は増やしたほうがいいです。

県の強化選手に選ばれると

竹内 強化選手になると強化選手だけの練習になってしまうので、所属のクラブチームの練習になかなか参加できなくなるっていうのはあります。他の子どもたちも強化選手を目指してやっていってほしいっていうのはありますけど。強化選手になるメリットとうちのチームにいて練習するという差がそんなにあるかっていうとあんまり感じられないとも思います。

うちの練習でもコーチが4人揃う時などは技術的にクラス分けをすることも可能かもしれないのですが、コーチも専門に職業としてやっているわけではないので、なかなか毎回コーチが揃うことは難しいです。分けても中学生と小学生とかっていう風になりますね。うちは子供の人数に対してコーチは多い方だと思いますがそれでも難しいです。チーム全体のレベルアップは敷居を低くして誰でもができるようにしていることもあって、簡単にはいかない面もありますが、やってると上をめざしたくなってくると思うんで、そうした子が増えてくるとチームの底上げしていけるんだろうなと思います。

高山以外から通う人については

竹内 ウェルカムです。今も名古屋から来てる子も熱心にやってますし、また新たに2人入りました。遠くから来る子の方が時間を貴重に思っているのか熱心にやっています。外からでもやりたいという子がいるのはいいと思います。3時間かけて来て、3時間かけて帰る。高速使ったり、時には宿泊となるとお金もかかるので、大変だとは思いますけど。大会とかになると名古屋だと全中予選やジュニオリ予選などは愛知県連の大会に出ないと行けないとかっていう事が出てきますが、草大会などは問題ないです。練習は一緒にできればいいと思います。

高山レーシング記念誌

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